私たちについて

NPO法人 ホリスティックアロマセラピー協会とは

アロマセラピーは一部の人のものではありません。
赤ちゃんや子供、学生、社会人、高齢者、病気の方、男性、女性、すべての人にとって素晴らしい効果をもたらします。

アロマセラピーによる香りとタッチングは、人と人とのコミュニケーションツールのひとつです。それは私達を取り巻くあふれるようなストレスや日々の忙しさから心身を解放し、様々な不調を改善する助けとなります。
高齢者や病気の方の不安や孤独感、痛みなどを緩和する助けとなったり、親子の絆を深めたり、すべての人に大きな癒しと調和をもたらし、私達はみんな繋がっている、という感覚をもたらしてくれます。

ホリスティックアロマセラピー協会では、アロマセラピーを必要とされるすべての人にお届けしたいと考えています。
日々の生活の中にアロマセラピーを安心・安全に取り入れることができるように、私達は正しい知識と技術を提供する活動を行っていきます。

 

主な活動内容

  • 安全で正しいアロマセラピーの情報を提供する。
  • 医療や福祉の施設においてアロマセラピーの普及を推奨する。
  • 企業において、ストレスに起因する様々な症状を抱える人々に対してその症状緩和を目的としたアロマトリートメントを提供する。
  • がんや慢性疾患などの生活習慣病、知的障害・身体障害・精神障害、認知症などの高齢者ケアに対して生活の質(QOL)の向上を目的としたアロマトリートメントを提供する。
  • 上記の病気の人をケアする医療福祉従事者およびご家族に対して、アロマセラピーを用いたリラクゼーションの方法をお伝えする。
  • 子供の健全な成長の為の親子のコミュニケーションツールの1つとしてアロマセラピーを用いたタッチング(ベビーマッサージ)を広める。
  • アロマセラピーを知っていただく為のセミナーを開催する。
  • アロマセラピーの有用性や役割を明確にする為に研究を行う。
  • アロマセラピストの活動をサポートする。
  • 会員が相互に情報交換を行う為にミーティングを開催する。

 

 

「NPO法人ホリスティックアロマセラピー協会」発足に際して

私達を取り巻く環境は様々なストレスであふれています。不況、健康上の問題、仕事によるプレッシャー、人間関係のトラブルなど、精神的にも身体的にも緊張や不安の多い社会のなかで暮らしています。
このような社会状況のもとでは、ストレスを解消して、心身の緊張や不安を解消する方法が多くの人に求められています。

アロマセラピーは「アロマ(香り)」と「セラピー(療法)」を合わせた造語で、1930年初頭にフランスの薬学者によって命名されました。
アロマの香りは、天然の植物に含まれる香り成分を抽出してつくられる「精油(エッセンシャルオイル)」によるもので、鼻から吸収されて脳に達し、気持ちを落ち着けたり、元気づけたり、脳の働きを活発にさせる効果があることが明らかになっています。また、香りの成分が自律神経系に働きかけて、血液循環を促進したり、痛みを和らげる働きがある研究データも数多く発表されています。
アロマセラピーは、香りを用いた療法を通して、精神的にも身体的にも有用な効果を期待できます。

ホリスティックという言葉はギリシャ語の「ホロス(全体)」に由来しています。1926年に思想家のジャン・クリスチャン・スマッツが「全体論(ホーリズム)」の形容詞として、「ホリスティック」という言葉を用いました。
ホリスティックとは、一部分だけではなく全体として働きかけることを意味していて、身体に表れている症状のみではなく、「身体的(ボディー)」、精神的(マインド)」、「感情的(エモーション)」、「霊的(スピリット)」など人間を取り巻く全ての側面に働きかけることによって健康を保つアプローチとして、欧米を中心に注目されています。

このようなホリスティック理論に基づいたアロマセラピーをホリスティックアロマセラピーといい、心身のバランスを整え、人間に本来備わっている自然治癒力を高めて、QOL(生活の質)の向上を促すことが可能になります。

ホリスティックアロマセラピー協会は、人としての尊厳を大切にして、ストレス社会の中で健康を維持していくために、正しいホリスティックアロマセラピーの普及と実践を通して、健康で幸福な生活をサポートしてまいりたいと思います。

協会の目的に賛同していただける方は、どなたでも当協会にご参加いただけます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

代表理事 ベンゼル智子

 

代表 プロフィール

ベンゼル智子
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IFA認定アロマセラピスト、IFA認定プリンシパルティーチャー、按摩マッサージ指圧師
アロマテラピーケアグループ代表
1992年、ニューヨーク在住中に、フランス人アロマセラピスト、ミノウ・デ・メイ女史よりアロマテラピーを学ぶ。帰国後、(財)日本総合研究所のアロマテラピー通信教育を担当。1995年、英国にてIFA創設者、ジャーメイン・リッチ女史に師事し、イギリスの補完代替療法としてのアロマテラピーを習得。以来20年間リッチ女史のアシスタントを務める。1998年に、医療福祉機関にアロマセラピーを紹介する「アロマテラピー・ケアグループ」を設立し、病院の緩和ケア病棟で、がん患者にアロマテラピーマッサージ施術を担当。病院、クリニック、高齢者福祉施設などでがん患者や脳血管障害後遺症、代謝性疾患、認知症、心身症などの方にアロママッサージを行う。現在はIFA認定のアロマテラピースクールである日本ホリスティックケア研究所にて、IFAアロマテラピーコースの指導と、スクール内アロマサロンでアロマッサージの施術を行っている。